整骨と接骨

骨を整えると書いて「整骨」、骨を接(つ)ぐと書いて「接骨」、巷では2種類の看板が混在しており、同じような意味だとあまり気に留めない方も多いのではないでしょうか。実際にどちらでも柔道整復師という国家資格の取得者が施術を行う施設のことで、大きな違いはないようです。
資格名称に「柔道」という文字が入っているのは、1600年代に中国から来日してほねつぎ術を伝えたと言われている人物が柔術とほねつぎ術を伝えたからだとも言われています。また、戦国時代には、武士が敵を殺傷する技法だけでなく、味方や自分が負傷したときなどの応急処置や蘇生術を身につけることが大切とされてきました。そこに中国医学や蘭学、大正移行は西洋医学の知識も取り入れられて現在の柔道整復術となっているようです。「整骨」はこの柔道整復術の整を取ってつけられているとも言われているようです。
整骨院、接骨院どちらも、骨折、脱臼、打撲、捻挫、挫傷を健康保険を使用して治療してもらうことができます。整形外科とは違い、レントゲン検査や手術、投薬などは受けられません。また、慢性的な肩こりや腰痛、筋肉疲労症状は健康保険の適用外となります。「あちらの整骨院では肩こりでも保険適用してくれた」などという体験談を耳にすると、とてもお得なような気がするかもしれませんが、肩こりや腰痛の改善、疲労回復を目的にしたマッサージは柔道整復師の業務範囲外であり、保険の不正請求に加担してしまっているということになります。
もちろん、保険外で肩こりや腰痛の改善、疲労回復などの治療を行ってくれる整骨院や接骨院もあり、その費用は1回5,6千円程度のところが多いようです。また、整形外科で治療後、長引くリハビリなどの場合に病院からの紹介で整骨院や接骨院を利用する方も少なくないそうです。この場合も、痛みなどがある時には整骨院や接骨院では痛み止めなどは処方できないため、先に病院を受診する方が良さそうです。

 

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投稿日:2016.07.19